えんじゅの樹の下で

カヌーを２艇持っていたのですが、昨年の夏に売ってしまいました。
２、３年乗っていなかったのと、色々とお金が必要だったんですよね～
２艇で２０万円ぐらいで売れました。

売ると、又欲しくなってくるんですよね。
今年は、エアコンを２つも付けたので無理ですが、来年あたり買ったりして・・

２０歳の時に、ファルトボート（折り畳みカヌー）を買って、いきなり四万十川を上流から下流までキャンプしながら下りました。
それから、木津川や千曲川、保津川や安曇川などで川下りを楽しみました。
カヌーの楽しい所は、水面の目線になるので見える景色がまるで違うところです。
僕は、教室とか体験とかがあまり好きでないので、いきなり実践で勘を養いました。
野田知佑さんだって、きっとぶっつけだったに違いないと思っていたのと、ホントの良さなんて、どうせ川を下らないとわからないだろうなぁと思ったので、買ってすぐに四万十川へ。　なんとかなるものです、ハイ。
さすがに、保津川では死ぬかと思いましたが・・（かなり上級者向け）

本で「面白そうだなぁ～」なんて、思うことなんて行動すればすぐに現実になるものなんだなぁと思ったのを覚えています。　楽しむというレベルの話ですが。

一番考える事が多かったのは、千曲川でした。
友達と２人で行ったのですが、この川は「近自然河川工法」を実践している大きな川なんです。　近自然河川工法とは、スイスで研究されて実践しているのですが、簡単に言いますと、余計なコンクリートなどを排除して生態系に優しい川にしようというものです。
たとえば、カーブ内側だけでなく必要でない外側までコンクリートで固めるのをやめようとか、視覚的にキレイに演出しているスロープを作るよりも生き物の事を考えた構造にしようというものです。
残念ながら、すごく少ないんですよね、こういう点において良い川って。
カップルが座って、おしゃべりしたいなんて思う川は、魚達にとっては最悪な場合が多いです。
初めは、本を読んで興味を持ったのですが、川を実際に下ってみてよくわかりました。
川の端は木々が生い茂っていて、鳥の巣がたくさんあったり魚がカヌーからたくさん見えたり。　環境が良い景色というのは、退屈な景色でもあります。
野田知佑さんもユーコン河は、忍耐だと仰ってたのを思い出しました。
人為的な演出のない大自然というのは、すぐに飽きると椎名誠さんも言ってたなぁと。
ただ、視覚的にはそうかもしれませんが、気持ちは良いんですよね～

お金絡みの事なので工事はどんどん無駄に進んでいるのが現状ですが、
まず、現実を知る事から勉強ですよね。
キレイ～　おしゃれ～なんて見方だけで川遊び出来なくなったのが、カヌーで学んだ事です。
この、シンプルな乗り物はシンプルに遊べて楽しいですよ。

僕の事をあまり知らない方は以外かもしれませんが、すごくワイルドに遊べるしキャンプとか大好きなんですよ。
オートキャンプや、便利さを求めつつ自然も堪能したい～なんて中途半端な感じじゃないキャンプを多々してきています。
人も自然も、向き合わないと何も得る事は出来ないと思っています。

今日の一曲
♪aiko
「花火」
これも以外かもしれませんが、好きなんですよね～アイコマン。
抜群の詞だと思います。
男心にもグッとくるんですよね。
かわいい表現するし。
この曲でも、♪夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
　　　　　　　　涙を落として火を消した
なんて、素晴らしいなぁと。