2007年07月22日
エゴ?エコ?
天気予報がはずれてくれて、雨が降らなくてよかった。
それにしても、今日は売れませんでした・・
凹むぐらい暇でしたね。
赤字にはならなかったものの、読書する時間がたっぷりあって。
ここ数日、寝る時間も削って仕事していたので「休め」という事だったのかもしれませんね。
今日仕事してたら、どんなに生産できただろうか・・とも考えましたが。
今日読んだ本の中で「エコブーム」について書かれた部分で色々と考えさせられました。
「ブーム」っておかしいなぁ。
勝手に消費しまくって、裕福な生活にドップリはまって本当に地球の事を考えてるのか!?という人が(僕もだと思います)
ブログや雑誌やテレビやラジオで、垂れ流しの様に「そうなんですよねぇ、皆さん出来る事から始めましょう」なんて呼びかけてますよね。
本当に人に呼びかけるぐらいに問題意識を持っているのでしょうか?(僕も含めて)
僕もいくつかの「やっていきましょう項目」を実践していますが、結局体質的に譲れないと言いますか、出来てない事も多々あります。
例えば、33年間エアコンを使ってこなかった僕にとっては、少々の暑さなら扇風機で大丈夫です。
そんな僕の部屋にエアコン慣れした人が来ると、「暑っつ!」となるわけですよ。
あぁ、この人はこの暑さで部屋を冷やしてるんだなぁと感じます。
それが悪いとかではなくて、でもその人が車に乗ってないなら大きな車を乗り回してる僕なんかより二酸化炭素の排出は少ないでしょうし。
二酸化炭素排出の比率の話ではなくて、豊かな生活に慣れきった僕達でも何か出来る事があってそれをひとつでも皆がやれば・・って事は解ってます。
でも、自分の生活内で「出来る事しかやってない人」が声高々にエコ、エコと言ってるのに疑問を感じてしまうのは僕だけでしょうか?
難しく考えなくても、やりゃ~いいんよ。なのですが、
あまりにあちらコチラで容易に「エコ推進宣言」されていて、少し疑問も感じてきていた最近でした。
僕の友人・知人の中で、あの人の生き方は慎ましくて地球に優しそうだなって人から、環境問題について話をした事はあっても、「皆で手を組んでエコしましょうね」といった事を聞いた記憶がありません。
もちろん、そういう「呼び掛ける人」は必要だし、それが影響力のある人なら効果も絶大でしょう。
何が言いたいかと言いますと、色んな所で聞くエコ宣言に対して「ホントかよ~」と気持ち悪くなる事もあるのは、やはり自分の姿が映し出されてるんだなぁと思ったんです。
こういう迷いや葛藤は必要でしょうが、結局は「出来ないと思っていた事」を実践出来てこそ、対外的にも呼び掛けれるのでは?と思いました。
謙虚に考えれば、声を大にする前に色々思う事があるはずですものね。
だからこそ、まっさらの子供達には良い影響を与えたいなと思います。
その時に「自己満足の嘘つきな大人」になってしまわない様に、エコブームの側面を考える必要があるのでは?と思ったわけです。
側面の話をひとつ。
バイオエタノールを御存知ですか?
環境に優しいといわれてる新型燃料ですが、バイオエタノールの原料になるサトウキビを増産する為に、アマゾンの熱帯雨林の伐採が拡大しているとの事。
アマゾンの熱帯雨林は酸素を供給し続けてくれた恵みの地。
そんな熱帯雨林が先進国の唱える環境保護のために、環境破壊が進んでいるんです。
ブラジルでは先住民や農場主、伐採者、政府などが入り乱れての「土地戦争」がおこっているんです。
殺人だって普通にあるとの事。
自作農の人々が暗殺される事も珍しくないし、環境庁は汚職まみれの泥沼化。
豊かな生活の中でのエコ問題の裏側で人が殺されたりしてるなんて悲しくなってきます。
そんな事を知って考えさせられたのが、軽々しく口にするより出来ないと思っていた事を実践しないとなぁという事と、皆が慎ましく生きてきていたならばバイオエタノール製造の裏側で起こってる戦争だってなかっただろうなって事です。
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