2009年02月24日

簡単な設計作業

ある絵師の方が僕の器を見て、「きちっとデザインをして理想を描いてから、それに近づけて作ってるという印象を受ける」と言ってくださりました。

嬉しいですね。

完璧主義ではないので、たまに えぇ~っいと作る事もありますけど、まぁ自分が良いと思える器にはならないですね。

長く作りながらも好きでいられる器って、理想に近づけたモノであり、作りながら改良したモノです。

完成度の高いモノって、
過程が完成の積み重ねっていうか。。
そんな印象を受けます。


例えば、次回やってみようと思ってる角皿の場合ですが・・

軽く紙の上にデザインします。

頭の中で立体にしてイメージしてみても、大きさとか角度みたいなものって、どうしてもズレてきます。

ですので、立体で試作してみます。

9a4ca549.jpg


段ボールをパーツごとにカットして、組み立ててみる。
大きさは焼くと縮むので、大きめに。。(この感覚だけは何となく身に付いてます)


adeb83d8.jpg


段ボールの切れ端でも、イメージは掴めるでしょ?

どれぐらいの深さにするか、厚みはどれぐらいにするかは、実際に試しながら決めます。

これと同じパーツを粘土で作って、壁を作り、石膏を流して型を作ります。

この手順を丁寧にやれば、段ボールでの試作と同じ感じの器は作れます。
誰でも。。

これを面倒くさいと、いい加減にやってる人のは「味」ではなくて「雑」。
さすがに「雑」なのって、僕でもわかりますよね。

出たとこ勝負!みたいな作り方もアートっぽくて、カッコ良い気もしますが、
僕はタイプ的に無理かなぁ。


でも、こういう作業って結構楽しいんですよね。
他にどんな装飾すれば良いかなぁ~とか、違った釉もかけてみようかなぁ~とかワクワクすします。












引き出物 京都
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