2012年12月06日

勘三郎さんとの思い出

何度か書いていますので、
ご存知の方も多いと思いますが、


僕は二度も陶芸の業界から離れ、
自分の生きていく先について考える時間を過ごしました。

その時にお世話になっていた、祇園の老舗店。

ここで学んだ事が色々ありましたが、
多くの偉大な方と接する機会に恵まれた事もそのひとつです。

興行中の南座への配達も多く、
多くの役者さんと言葉を交わさせていただきました。

その中で、
ひと際に素敵だった役者さんが勘三郎さん(当時の勘九郎さん)でした。

リアルに記憶が残っており、
勘三郎さんが好きだと言う方には話してきたエピソードがあります。
 
南座に仕事で入った方ならご存知でしょうが、
楽屋口から数ある楽屋までは迷路の様に入り組んでいます。

通路に迷って、
本番中の舞台そでに出てしまった事もあるぐらいです。 

大きなお鉢の入った岡持ち片手にエレベーターが来るのを待っていた時、扉が開きました。

中には勘三郎さん(ひとり)がいらっしゃいました。

常識的に、
役者さんのおられる中に岡持ち長靴、割烹着姿で入らない方が好ましいので、
次のを待って上がろうとしていました。

すると勘三郎さんが [開] のボタンを押しながら、
「どうぞ、どうぞ、中にお入りください」と手招きしてくださりました。

皆さんがテレビでご覧になってる、あのままの雰囲気です。

何でも経験からしかモノ言えないのですが、
これが、なかなか無い事なんです、本当に。

心が大きくて優しい人だなぁ〜と思いました。

二十代の出前の兄ちゃんに、咄嗟の場面でされたあの姿は本物だと思います。

嫌いになった役者さんもおられる中、勘三郎さんの事が大好きになりました。

興味をもって知れば知る程に役者として素晴らしい方だと知る事となります。

その後、奇跡的に同じ場面が訪れました。

勘三郎さんはニコッと笑われ、
「どうぞ、どうぞ」 と。

「お忙しいでしょう?」と声もかけてくださりました。

伝統を守りながら、新しい事にチャレンジし続ける偉大な役者さん。

二度も陶芸をやめようか と離れ、
戻り、現在があるのはスピリットのおかげです。

僕のスピリットとして溶け込んでいるであろう、
「中村屋」勘三郎さんの大きさ。

今でも「お入りください」の勘三郎さんが生きてます。

心から、ありがとうございました。


何だか泣けてきちゃうな。


ー 人生はLive ー

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