2009年12月30日
生活にアートを
絵や写真にお金をかける時って、すごく特別な気分になります。
使うものじゃないけど、毎日エネルギーをもらえたりリラックスできたり。
自分の精神のコンディションによって見え方がかわってくるところは、神棚や仏壇と近かったりもするなぁ~と思ったり。。
どうにかこうにか、手に入れた杉本博司さんのリトグラフ。
杉本さんの作品の中でも断トツで好きな「海景」シリーズ。
直島のベネッセ・ミュージアムの壁面で観た時に、
「これ、仕事場に欲しい!!」と思いました。
海には色んな表情があって、3枚の連作にしたかったのですが、2枚で精一杯・・
早速、ロクロ場の前に飾りました。
天窓から日光が入る位置なので、色褪せてくるでしょうね。
コレクターの方や、今後もっと価値が上がる事を計算している方には信じられない使い方なのかもしれません。
ウチは、人間国宝の陶器も日常食器です。
作品、作品と箱にしまわれ、大事にされているモノを見ると少し寂しくなるんですね。
外の空気に触れて、生きてこそ だと思います。
さて、海景と言えば補足しておいたいのが、大好きなU2。
最新アルバムの「NO LINE ON THE HORIZON」
ジャケットが「海景」です。
親交のあるボノと杉本さんが作品を使用するにあたって、取り交わされた契約内容がとても粋で嬉しくなりました。
どんなビッグアーティストからの依頼も断わってこられてるのを知ってるだけに、なんてカッコ良いんだ!と。
「人類が地上に現れて初めて海を見た時にどう見えたか」
がコンセプトの海景ですが、
U2のアルバムタイトル曲「NO LINE ON THE HORIZON」では、この事を詞に乗せて歌ってます。
上記リンク先のライブでは、歌う前にボノが「スギモトサン!」って叫んでます。
この写真をかけて、NO LINE ON THE HORIZON を聴きました。
お金で買った時間なんだけど、お金だけでは手に入らない時間。
それは、
受け取る自分の心だったりします。
引き出物 京都
工房えんじゅ
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